最近ではワンルームのような一体感のあるLDKが設けられることが多いです。視線を遮ってしまう間仕切りはできるだけ設けず、横の繋がりを大事にした空間造りを意識している家庭も多いのではないでしょうか。横の繋がりだけでなく、吹き抜けやリビングイン階段を設けて縦に視線を抜けさせ縦の繋がりも意識することで、より広さや開放感が得られるようになるのです。

このように空間の繋がりを大事にするのも大切なのですが、全く壁がなくなってしまうと空間が間延びしてメリハリが損なわれてしまうのです。そこで視線を抜けさせつつも間仕切りの役目を果たしてくれる壁を取り入れることで、空間の繋がりを大事にしながらも空間にメリハリが生まれます。各スペースを緩やかにゾーニングすることで個々のスペースの居心地の良さも高められるのです。

例えば、キッチン部分には程よい高さで区切った腰壁を設けます。腰壁があることでキッチンの気になる手元部分をしっかりと隠せることもできますし、キッチンが独立した空間のようにも感じられるのです。また、スタディーコーナーやパソコンコーナーをアーチ状の垂れ壁で緩やかにゾーニングすることで、ここで過ごす時間が個室で過ごしているかのような気分を味わえるようになるのです。近くで過ごす家族の気配を感じながらも個人の時間も大切にできるのです。

他には、リビングとダイニングの境に格子状の建具を設けておいたり、木の格子を設けておきます。我が家は木の格子を設けています。吹き抜け部分の梁と素材と色味を合わせた格子は、LDKのアクセントにもなっています。リビングで過ごす人の視線とダイニングで食事をする人の視線を緩やかに遮りながらも、明るさをしっかりと通してくれるので閉鎖的な印象になりません。このように空間の繋がりを確保する時にはメリハリにも配慮することでより過ごしやすさを高められるのです。